舞台との一体感が気持ちいい！韓国の演劇文化！【韓国】
私が韓国に暮らしながら、趣味といって良いほどお気に入りなのが「観劇」です。ソウルの大学路（テハンノ）という地域には、実に多くの小劇場があり、学生演劇から本格ミュージカルまで、連日様々な公演が開催されています。私も含め、韓国の人々はこれらのチケットをチケットサイトで事前に購入することが多いのですが、旅行で訪れた方でも簡単に当日券を購入することが可能です。
有名どころでは「NANTA（ナンタ）」や「Jump（ジャンプ）」といった、外国人旅行者でも楽しめる、セリフのない「ノンバーバルミュージカル」も楽しいのですが、よりディープな韓国を味わいたい方には、なんといっても小劇場がおすすめです。韓国語での物語を楽しむといった意味では、留学生の方々にぜひ観てもらいたいです。
小劇場のよいところは、舞台と客席の距離が近いこと。歌い踊る俳優さんたちの表情、迫力を全身で感じることができます。実は韓国ドラマなどに出演している俳優さんでも舞台でのお仕事を並行されている人もいて、あっ！と驚くキャストに出くわすこともあります。多くの公演では終了後にフォトタイムが設けられていて、お気に入りの俳優さんと写真が撮れたり、お話ができる機会もあります。まさに、会いにいけるアイドルならぬ、「会いにいける韓流スター」！こうして舞台観覧で出会った俳優さんがテレビに出ていたりすると、とっても不思議な気持ちになれますよ。
観劇をいくらでも楽しめるもうひとつの理由は、チケットの価格にあります。チケットサイトでは10,000ウォン前後、当日券でも20,000ウォンぐらいと、日本で映画を1本観るのとさほど変わりのない価格で2時間の公演を楽しむことができるのです。大学路の街をフラっと歩くだけでも、たくさんのポスターが目に付きますし、チケットの購入も難しくありません。ぜひ、韓国の演劇文化を体験してみたい方は、大学路へ足を運んでみてはいかがでしょうか？
