韓国の買い物・ショッピングの馬場洞畜産物市場（マジャンドンチュクサンムルシジャン）

馬場洞畜産物市場（マジャンドンチュクサンムルシジャン）は1961年にオープンした畜産市場です。鍾路区の崇仁洞にあった市場がここに移転する形で始まりました。過去には屠畜場がこの場所にありましたが、現在では京釜線の禿山駅近くに移転。現在でも韓国最大級の食肉卸売市場としてにぎわっています。観光客にとっての馬場洞畜産物市場の魅力はなんといっても、お店で買った肉をその場で食べられること。そのうえ手頃な価格。「韓国といえば焼肉」とお思いの方はぜひこの市場に訪れて、美味しい焼肉を堪能してみてください。

500m以上も続くアーケード街に精肉店がずらり。独特のピンク色の照明が市場の雰囲気を醸し出しだしています。首都圏の60％の食肉がこの市場で取引されているという大規模な畜産物市場ですが、まずは数多くあるお店のなかからお店を探すことからスタートです。

今回、ワウソウルのスタッフが選んだのは、「クァンドク食品（광덕식품）」というお店。お店の方のとても優しそうな姿が印象的です。今回、特別にクーポンも出してくださいました。


＜クァンドク食品（광덕식품）＞
住所:ソウル特別市馬場洞509‐11
電話:02-2292-6692

営業時間:午前10時～午後10時
定休日:第1、第3日曜日


【クァンドク食品（광덕식품）/お店の位置】
龍頭（ヨンドゥ）駅からアクセスする場合、郵便局とガソリンスタンドを過ぎたところにある西門から入り、アーケード街を進みます。アーケード街の最初の十字路を直進。十字路から数えて左側の10件目がクァンドク食品(광덕식품)です。

・量の目安
ショーケースに入った肉には等級が付けられており「1++（ツープラス）」が最高級。「1++」のロース（トゥンシム）は100gあたり8,000ウォンです。量の目安は1人あたり250gで、20,000ウォンが一般的とのこと。

・注文方法
肉の注文は部位ごとの単品（タンプム/단품）と盛り合わせ（モドゥム/모듬）が可能です。ショーケースに入っていたのは盛り合わせで、約600gでおよそ2～3人前。足りない場合は部位別に単品を注文してもOK。

・特殊部位が安い
馬場洞は卸売市場のため、あらゆる部位が集まります。一般的な牛肉専門の焼肉店では特殊部位が比較的高いのですが、ここでは安く手に入れられるためおすすめだそう。ロースやカルビなどに加えて、そのほかの部位も味わってみてください。

・肉はあとからでも購入可！
購入した肉はセルフ店に持っていきます。食べられる量がわからない場合は量を少なめにしておいてもよいでしょう。不足した場合は、食べ始めたあとにまたお店に来て購入することもできます。

＜ワンポイント韓国語＞
등심 한 군 주세요．（トゥンシム ハン グン ジュセヨ/ロース1斤（600g）ください。）

お店の方が軽快な手さばきで肉をカットし、お皿に盛りつけていきます。盛り合わせ（モドゥム）の部位は以下の通りです。

【盛り合わせ（モドゥム）】
・등심（トゥンシム）＝ロース
・업진살（オプチンサル）＝ムネ肉
・부채살（プチェサル）＝肩ロース
・갈비살（カルビサル）＝カルビ
・치마살（チマサル）＝トモバラ

買った肉をお店に持っていくと食べることができます。市場内には他にもセルフ店がありますが、今回訪れたのは「コギインヌンマウル」。地元の雰囲気が十分に感じられ、お酒を飲みながら焼肉を楽しんでいる人々でとても活気にあふれています。基本セットは1人あたり4,000ウォン。キムチやサンチュなどは無料で、おかわりも可能です。

＜コギインヌンマウル（고기익는마을）＞
住所:ソウル特別市馬場洞509‐4　3階
電話:02-2292-8999
営業時間:午前10時～午後10時
定休日:第1、第3日曜日

馬場洞畜産物市場は地元の雰囲気で焼肉を食べてみたい方にはおすすめのスポットです。自分で肉を選び、購入してその場で焼くスタイルには期待感が高まります。ぜひ一度訪れて、市場の雰囲気と質の良い肉の味を堪能してみてください。