韓国の買い物・ショッピングの鷺梁津水産市場(ノリャンジンスサンシジャン)

魚市場
専門店
鷺梁津水産市場  (ノリャンジンスサンシジャン/노량진수산시장)
新鮮な海の幸をその場で味わえるソウルの魚市場、鷺梁津水産市場。

【電話】02-814-2211(+82‐2‐814‐2211)


ソウルの魚市場、鷺梁津水産市場へ
ソウルに位置する韓国初の水産市場、鷺梁津水産市場(ノリャンジンスサンシジャン)。1927年にソウル駅周辺の義州路で開業した水産市場は、1971年に現在の場所に移転オープンしました。全国15か所の漁場から集められた魚がここで取引され、その量はソウルで消費される水産物の約60%、なんと1日に350~400トンにも及びます。約800店舗、約2000人がここで働き生計を立てており、市場はいつも活気に満ちあふれています。鷺梁津水産市場では買った魚をその場で食べられることが大きな魅力。"活魚"をまるごと食べる韓国の刺身文化に触れられます。

活気あふれる市場で新鮮な魚を買おう!
地下鉄1号線、鷺梁津駅を出て線路の上をまたぐ陸橋を渡り市場の階段を下りていきます。駅のほうから入ると最初のフロアは2階。2階はバルコニーになっていて市場全体を見降ろせます。オレンジ色の光が吊るされ暖かい雰囲気を醸し出す市場内では、お客さんとやりとりをしながら商売をする人、包丁で魚をさばく人、そして水槽の中では様々な種類の魚が泳いでいます。鷺梁津水産市場を訪れる観光客にとって、なんとも魅力的なのは市場を散策しながら、目ぼしい魚を見つけその場で購入し食べられること。2階で市場全体を見下ろしてから、早速フロアに降りてみましょう!






1階フロアで魚を選ぶ
1階フロアでは市場で働く人や観光客など多くの人が市場を行き交います。エネルギーに満ちた活気ある市場のなかを歩いているだけでもパワーが感じられます。水槽のなかから気になる魚を選び購入しましょう。狭い通路には台車を引き、物を運んでいる人たちが通りすぎるので邪魔をしないよう注意が必要です。お店の人たちの「サセヨ~(買ってください)」という声が聞こえてきます。日本ではあまり見慣れない魚もありますが、食べてみたい魚を見つけたら早速、交渉してみましょう。






市場ではどんな魚が売られているのでしょうか、早速チェックしてみましょう。
タイショウエビ(대하/テハ)
<タイショウエビ(대하/テハ) >
タイ(도미/トミ)
<タイ(도미/トミ) >
クロソイ(우럭/ウロク)
<クロソイ(우럭/ウロク) >
ワタリガニ(꽃게/コッケ)
<ワタリガニ(꽃게/コッケ) >
甲イカ(갑오징어/カプオジンオ)
<甲イカ(갑오징어/カプオジンオ) >
カレイ(가자미/カジャミ)
<カレイ(가자미/カジャミ) >
冷凍スケトウダラ(동대/ トンテ)
<冷凍スケトウダラ(동대/ トンテ) >
ガンギエイ(홍어/ホンオ)
<ガンギエイ(홍어/ホンオ) >
アンコウ(아귀/アグィ)
<アンコウ(아귀/アグィ) >
それでは魚を購入!
さて、鷺梁津水産市場で食事をしようとやってきた私たちワウソウルスタッフ。早速、食べてみたい魚を購入します。値段はお店や時期、交渉によって変わりますので参考までに。最初に刺身にしようと選んだのはヒラメ(광어/グァンオ)。日本の刺身はマグロやカツオ、青魚を中心に食べますが、韓国では白身魚を食べるのが一般的です。こちらは重さで購入。この1匹が約1キロで30,000ウォンです。早速お店の方がその場でさばいてくれました。
ヒラメを水槽からすくい上げます。
<ヒラメを水槽からすくい上げます。 >
その場でさばいてくれます。
<その場でさばいてくれます。 >
次に購入したのがタラバガニ(킹크랩/キンクレプ)。こちらもキロ単位の価格で購入です。お店の方が大きなカニをつかみ上げて計りの上に載せます。重量は約2キロ強。このときは1キロあたり20,000~25,000ウォンほどで、お店側は45,000ウォンを提示。「おまけして」とお願いしながら43,000ウォンで購入しました。
カニを掴み上げます。
<カニを掴み上げます。 >
計りに乗せて重さを計ります。
<計りに乗せて重さを計ります。 >
メインの魚介類がそろいましたが、さらに購入を続けます。次に選んだのはテナガダコ(세발낙지/セバルナクチ)。このお店ではタコの大きさに応じて3匹から5匹10,000ウォンで購入できます。店員の方は「生きているテナガダコ」と書かれた桶の中からつかみ、ビニール袋に入れてくました。そして最後に選んだのが韓国で秋の魚として知られるコノシロ(정어/チョノ)。「コノシロを焼くとその匂いにつられて、出て行った嫁も帰ってくる」ということわざがあるほどです。今回はなんと15尾10,000ウォン。とても安く購入できました。
「生きているテナガダコ」
<「生きているテナガダコ」 >
タコをビニール袋に入れてくれます。
<タコをビニール袋に入れてくれます。 >
秋の味覚、コノシロ
<秋の味覚、コノシロ >
魚を食べます!
鷺梁津市場にはたくさんの刺身店がありますが、なんと店には魚がありません!「えっ!?それはどういうこと!?」実は刺身店には市場で購入した海産物を持っていくと、料理してくれます。どうやって注文すればいいのかも不安ですよね?店によって価格には少しずつ差がありますが、ワウソウル製作チームが訪れた、とあるお店の価格表を紹介します。
価格表の例
<価格表の例 >
・기본 양념 キボンヤンニョム(刺身基本セット) :1人分 3,000ウォン
・매운탕 (魚の辛いあら鍋) : 5人分以上 20,000ウォン / 3~4人以上 15,000ウォン /1~2人 10,000ウォン
・구이 クイ (焼き物) :1kgあたり 50,000ウォン~
・찜 チム(蒸し物) :1kgあたり 50,000ウォン~
・볶음류 ポックムリュ(炒め物類) : 10,000ウォン~20,000ウォン
・아구찜 アグチム (アンコウと野菜の蒸し煮) : 25,000ウォン~30,000ウォン
・해물찜 (海産物と野菜の蒸し煮) :25,000ウォン~30,000ウォン
・사리 サリ (鍋に追加する麺やご飯類) :1,000ウォン
・メウンタンを食べない場合は基本セットが1人あたり5,000ウォン

店に入ったらどんな料理を注文しても、基本セットの料金が人数分必要です。キムチ、サンチュ、ニンニクなどに加え、刺身を食べるための醤(ジャン)がセットになっています。
買った魚を刺身店に持っていきます!
市場内で買った魚を刺身店に持っていきます。お店は地下1階と2階にあります。韓国の刺身のキーワードは"活魚"。生きたままの魚を豪快に食べることに魅力があります。それではワウソウル製作チームが買った魚をどのように調理してもらったか、一緒に見てみましょう。
[ヒラメの刺身]
刺身の場合は買った店で直接さばいてもらうため、料理費用がかかりません。その代わり、基本セット(席代)がかかります。メウンタン(魚の辛いあら鍋)を食べる場合は3,000ウォン、食べない場合は5,000ウォンです。さばいた店で魚の"あら"を袋に入れてくれますので、忘れずにもらっておきましょう。
市場でさばいて包装してくれたヒラメ
<市場でさばいて包装してくれたヒラメ >
刺身店では基本セットと一緒にセッティングしてくれます
<刺身店では基本セットと一緒にセッティングしてくれます >
チョコチュジャン
<チョコチュジャン>
わさび醤油
<わさび醤油>
韓国人は刺身をどうやって食べるのでしょう?醤(ジャン)文化が発達した韓国はやはり刺身をつけて食べるソースが多様です。日本では刺身といえばわさびと醤油ですが、韓国ではその種類だけでもなんと3種類。チョコチュジャン(コチュジャンと食酢を混ぜ合わせたコチュジャン)とサムジャン(合わせ味噌)、醤油があります。刺身と味噌を一緒に食べるなんて、とお思いの方はぜひ鷺梁津水産市場を訪れて試してみてください。さらに刺身を焼肉のようにサンチュやエゴマの葉に包んで食べます。お好みでニンニクやトウガラシを一緒に添えましょう。葉につつんで食べるときは醤油ではなくサムジャン、もしくはチョコチュジャンをつけて食べること。覚えておきましょう。
刺身セット。右上がサムジャン(合わせ味噌)
<刺身セット。右上がサムジャン(合わせ味噌) >
ニンニク、青唐辛子を乗せサンチュに包んで食べます。
<ニンニク、青唐辛子を乗せサンチュに包んで食べます。 >
切ってもまだ動いています。
<切ってもまだ動いています。>
[テナガダコ]
テナガダコ(세발낙지/セバルナクチ)は、生きたままを食べる"踊り食い"、またはナクチポックム(タコの辛炒め)の2種類があります。ナクチポックムの場合はポックム(炒め物)の調理費用を追加します。

※「テナガダコの踊り食い(サンナクチ)」の注意点
タコは短く切られたものを食べましょう。吸盤がのどにくっつき詰まる恐れがあります。大きいものは口にせず、「너무 커요. 잘라주세요(ノム コヨ.チャルラジュセヨ/とても大きいです、切ってください) 」と店員の方に伝えましょう。
[タラバガニ]
タラバガニ(킹크랩/キンクレプ)は店員の方にそのまま渡たせば大丈夫。蒸して出してくれます。蒸し物(チム)は1キロあたり5,000ウォンです。食べたあとは、カニの汁でご飯を炒めてもらうこともできます。
蒸してもまだ生きているタラバガニ。
<蒸してもまだ生きているタラバガニ。 >
プリプリの身
<プリプリの身 >
タラバガニの汁
<タラバガニの汁 >
タラバガニの汁で炒めたご飯。1人分2,000ウォン
<タラバガニの汁で炒めたご飯。1人分2,000ウォン >
[コノシロ]
コノシロの場合は刺身、または焼いて食べる方法の2種類があります。今回選んだのは焼魚で、1キロあたり5,000ウォンです。買った海産物の量が多い場合には様々な料理方法で注文するのもよいでしょう。もちろん費用はかかってしまいますが、せっかくここまで来たからにはいろいろ試してみたいですよね!
コノシロの焼魚
<コノシロの焼魚 >
コノシロの刺身
<コノシロの刺身 >
メウンタン
<メウンタン>
最後はメウンタンで締め!
ここまで食べるとおなかいっぱいになるはずですが、さらに締めとして鍋料理はいかがでしょうか?魚をさばいてもらったときの"あら"を店に持っていき、最後に注文するとメウンタン(魚の辛いあら鍋)を出してくれます。「まだ食べられる!」という方はラーメンを注文して鍋のなかにいれても良いでしょう。
刺身の食べ方も、「韓流」で
いかがでしたか?「刺身は日本で食べられる」と思っていたあなたも、韓国流の食べ方を試してみたくなったはず。その食べ方もまさに「韓流」です。新鮮な魚をその場で食べられる、鷺梁津水産市場。ぜひ一度訪れて、韓国の刺身文化を体験してみるとともに美味しい魚をたくさん味わってみてください!

※ワンポイントアドバイス
刺身店では韓国の会社員たちが会食や宴会を開くことが多いので、夕方の退勤時間以降は混雑します。その時間を避けるとスムーズに食事ができます。





駅からのアクセス方法
地下鉄1号線鷺梁津(ノリャンジン)駅の改札口を出て、階段を降り表示にしたがって歩道橋を渡ります(日本語表記あり)。歩道橋の先に市場の入口があるので階段を下りて行きましょう。
鷺梁津水産市場の詳細情報
店舗名 鷺梁津水産市場  (ノリャンジンスサンシジャン/노량진수산시장)
観光エリア 汝矣島
住所 서울특별시 동작구 노량진동 13-8
ソウル特別市 銅雀区 鷺梁津洞 13-8
地図を見る
アクセス ・ソウル地下鉄1号線 鷺梁津駅(ノリャンジンニョク、노량진역、Noryangjin) 1番出口 徒歩2分
 -1号線改札口を出て、線路の上の歩道橋を渡ると市場の建物があります。階段を下りてください。
電話
02-814-2211(+82‐2‐814‐2211)
ホームページ http://www.susansijang.co.kr
定休日 年中無休
言語対応 不可
記事公開日 2012-10-11  最終更新日 2012-10-11
※上記の買い物・ショッピング情報は予告なく変更される場合があります。




周辺のスポット

汝矣島公園

出掛けよう!汝矣島公園へ行こう!

許浚博物館

朝鮮時代の名医、許浚の生涯を描いた

MBCドラマテーマパーク

韓流ドラマの舞台をリアルに再現!

63 WAX MUSEUM

今にも動き出しそうな蝋(ろう)人形

漢江汝矣島春の花祭り

韓国のサクラと花見が楽しめるお祭り

仙遊島公園

韓国初の環境リサイクル生態公園

63ビルディング

汝矣島から望むソウルの絶景を楽しも

買い物
全体 百貨店
市場ショッピングモール
専門通り地下商店街
コスメ・ドラッグストアファッション
おみやげ・記念品伝統工芸品
皮革商品食料品
スーパーメガネ・コンタクト
本・雑貨

通仁市場

油(キルム)トッポキと、お弁当カフェが話題になっている通仁市場

広蔵市場

100年以上の古い歴史をもつ在来市場

東大門総合市場

あらゆる手芸用品が、韓国一安く手に入る、総合市場

平和市場

韓国初の衣類総合市場、平和市場。

芳山総合市場

パン・お菓子作りの材料のパラダイス

中部市場

乾物の天国、中部市場

弘大前フリーマーケット

弘大前芸術市場フリーマーケット

南大門市場

ソウルの宝の山、南大門市場

京東市場

賢く買い物ができる、京東市場

ソウル薬令市

韓国最大の流通量を誇る韓薬材市場、ソウル薬令市

馬場洞畜産物市場

セルフスタイルで焼肉を楽しめる市場

ソウル風物市場

ないもの以外はすべてある市場

高速バスターミナル花市場

花とインテリアでいっぱいの市場

東廟ピョルク市場

たった1,000ウォンで何かが買える市場


主なサービス

予約サービス

会社紹介 | プライバシーポリシー | 利用規約
韓国とソウルの韓国旅行、韓国観光情報ならwowSeoul
Copyright(C) 2004-2024 AISE Inc. All Rights Reserved.